フクロモモンガを飼う上での注意点

Note in a pet Sugarglider


フクロモモンガを飼う上での注意点


● トイレ

フクロモモンガにトイレのしつけはできません。

もともと樹の上で暮らしている動物です。 下に落としてしまえば場所など関係ないわけです。 特にケージの柵に捕まりこすり付けてケージ回りにまき散らします。 ケージ外回りに囲いを作り 防ぐことをオススメします。

 

また、室内に放す場合は、手元で10分程度遊んでトイレを済ませてから放すといいでしょう。 部屋にまき散らす量を多少は抑えられます。 遊んであげるときは汚れてもいいお洋服で...。

 

 

 

 

 

● 掃除と清掃

ケージ内の掃除は、飼育環境によって変わりますが、清潔に保てるような頻度で掃除をしてあげてください。 特にオスのフクロモモンガを飼っていると、マーキング行為でケージ内の匂いがきつくなります。

 

毎日掃除を・・・と言いたいところですが、毎日掃除をするのはとても大変です。 なので、底が2段式の受け皿のついたケージの場合は、底に新聞紙をひいてさらにペットシーツを引くと簡単な交換だけで済むようになります。

 

また、直接底になっているケージの場合は、床材を敷き詰めるのですが、床材にも消臭効果があって、おしっこを吸い込むと膨らむもの、粉になるものなど、汚れた部分のみ交換すればいいので手軽でリーズナブルです。 色々試して決めるといいですね。

 

ケージやホイールなどの遊戯道具も定期的に掃除してあげてください。 拭き掃除や、水で流し洗いするといいでしょう。 ただし完璧に掃除するとマーキングの匂いがとれてしまうので軽く汚れと匂いを取る程度でいいかと思います。

 

食器や給水ボトルは、口に触れるものです。 出来る限り毎日きれいにしてあげてください。

 

語弊を招く言い方ですが、第一にモモンガが住みやすい環境で、次に自分が苦にならなく継続出来る範囲でするといいと思います。

 

 

 

 

 

● 爪切り

飼育下では爪を切る必要があります。

野生のフクロモモンガは、木の幹にしがみつくために爪の先端は鋭くとがっている必要がありますが、飼育下のフクロモモンガには必要ありません。


理由としては、タオル、毛布、カーテンなどに鋭い爪の先が引っ掛かってしまい、毛羽立った糸状の線維が指や腕に絡まって、取ろうと もがくことで さらにきつく絡まる場合があります。 ひどくなると壊疽して大変なことにもなりかねません。 自然界では爪切りは必要ありませんが、ペットとして飼育される場 合は必要です。

 

2枚目と3枚目の画像はネットから借りてきたものですが、爪切りのラインがついています。 ちゃむ家では、ここまで切るとたまに出血することがあるのでもう少し浅く切ってますが、個体の大きさで変わってくると思います。

 

また、3枚目の画像は、爪剥がれの画像になります。 痛々しいですが飼育下では爪に引っかかる危険なものがたくさんあります。 そうなる前に爪切りを習得してフクロモモンガを守りましょう。

 

爪切り風景の動画もYouTubeなどに結構出てるので参考にしてみてください。参考までに↓

一度動物病院で爪切りを行ってもらい、切り方を教わってみるのもいいかもしれません。

 

また、ホイールに紙やすりを付けたり、すのこなどの木を設置して、それで研ぐようにされてる方もいるようです。

 

ちゃむ家の爪切り風景


 

 

 

 

● 夜中の鳴き声や行動音

フクロモモンガは、夜行性なので夜中に行動します。

飛び回ったり、ホイールを回したり、鳴いたり、結構これがうるさいです。 「うるさい!」 って言って止まるわけもなく、これを覚悟の上で飼ってくださいね。

 

参考までに夜中の音を聞けます。


 

 

 

 

● 温度管理

フクロモモンガは、暑さに強く 寒さに弱い動物です。

 

冬は、暖房機器や寝床にパネルヒーターなどを使って部屋の気温を25℃~28℃くらいの暖かい環境を作ってあげてください。 寒いと低体温症などの病気にかかるリスクも高くなます。 万が一低体温症と思われる場合は、すぐに温めながら動物病院に連れていってください。 時間との勝負になるので迅速な対応が必要です。

 

同じケージでの多頭飼育をすると、寄り添って温めあうので、低体温症のリスクは軽減できます。 夏も暑さに強いとはいえ30℃を超えると熱中症などの病気になるので、生活環境にもよりますが冷房機器などの対策も必要になります。

 

フクロモモンガポーチ 計測風景。
フクロモモンガポーチ 計測風景。

 

 

 

 

● 動物病院を探しておこう。

フクロモモンガはエキゾチックアニマル (外来動物) の部類に入ります。 犬や猫などと違い都内でも見てくれる動物病院は少ないです。 地方になればなおさらです。 あらかじめ見てくれる動物病院を見つけておいたほうがいいでしょう。

 


 

 

 

 

● 軟便 (下痢) の場合は・・・。

お迎えする前、お迎えした後、軟便でないか様子を見てくださいね。 お迎えする前に軟便の兆候がある場合は、寄生虫に感染してる場合があります。

お迎えした後に軟便になった場合は、環境の違いからのストレスの場合があります。 そっとして様子を見て数日間続くようならすぐに動物病院に連れていってあげてください。

 

※ 特に輸入された生体に多いような気がします。

 

 

 

 

 

● 毛羽立ちや糸引きしやすい生地には気を付けて...。

寒いと思って小さな毛布やタオルなどを入れてあげる方がいますが、モモンガの爪はとても鋭く生地に爪が絡まって毛羽立ったり、細かい糸を引くことがあります。 それが指や腕に絡まって、取ろうと もがくことで さらにきつく絡まる場合があります。

 

ひどくなると壊疽して大変なことにもなりかねないのでケージ内ケージ外でも柵から腕を伸ばせば届く範囲には置かないように注意してください。

 

※もちろん毛布やタオルだけとは限りません。

 

 

 

 

 

● ケージのオスとメスの多頭飼い・・・。

自然の厳しい環境とは違い、温度管理のされた飼育環境下では、年中発情していると思ったほうがいいでしょう。 個体差や相性もあるので一概に必ずとは言えませんが、同じケージ内でオスとメスを一緒に飼育すると年間最大で8匹の子供が生まれる計算になります。

 

ちゃむ家のモモンガたちを参考にすると、妊娠期間は約16日間、そこから脱嚢 (以後:袋) までが約60日間、ベビーが袋から顔を見せるのが75日程度となります。 モモンガは、1度の出産で最大2匹の子供を産みます。 簡単計算で年間4回の出産とすると8匹となるわけです。 もちろん子供が増えるだけではなく出産の疲労で母親の体も危うくなります。

 

そう考えるとブリーダーのように計画的に増やしているのであればいいのですが、普通に飼うのであればあれよあれよというまに増えていくわけです。 繁殖する予定がない場合は、別のケージに入れるか、去勢手術をすることも考えの一つではないでしょうか?

 

※去勢手術は賛否両論あるのでいいか悪いかはわかりません。

 

 

 

 

 

● ペニス脱

ペニス脱とは、その名の通りペニスがでろーんと出てしまいます。 フクロモモンガには結構あるようで、引っ込めば問題はないのですが、何らかの原因で引っ込まない場合があります。 色々と原因があるようですが、引っ込んでも癖になるので一度病院で見てもらうことをオススメします。 ひどくなると最終手段としてペニスを離断しなければならないこともあるようです。

 

資料 バーツ動物病院 http://www.verts.jp/
資料 バーツ動物病院 http://www.verts.jp/

 

 

 

 

● 自咬症

フクロモモンガは本来群れで生活する動物です。

しかしながら、飼育下では単独飼育が多く、単調な生活が原因で自分の体を自分で傷つけてしまう自咬症が頻発します。 自咬しているフクロモモンガを発見した場合は早期に動物病院で対処してもらう必要があります。 放置しておくと、尾を咬みちぎり、総排泄孔全域に損傷をあたえてしまうことがあります。

 

また、これはどんな動物にも言えると思いますが、動物は小さな傷でも自傷行為をしてしまいます。 大小に関わらず怪我をしたら頻繁に様子を見て自傷行為をしていないか、怪我はひどくなっていないか、を確認しつつ 早目に動物病院に連れて行って相談してみることをオススメします。

 

資料 もねペットクリニック http://www.mone-pet.com/
資料 もねペットクリニック http://www.mone-pet.com/
資料 もねペットクリニック http://www.mone-pet.com/
資料 もねペットクリニック http://www.mone-pet.com/

 

 

 

 

 

 

フクロモモンガの飼い方を最後まで見ていただきありがとうございます。 小さな小さなフクロモモンガ。 もうあなたしか守ってあげることは出来ません! あなたがいないと生きていけないのです!

些細なことでも細心の注意を払ってあげてくださいね。